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2011年7月28日、こえだちゃん新シリーズスタート!




こえだちゃんシリーズは1977年から90年代初頭にかけて展開された、
タカラの女の子向け玩具(以下女玩)シリーズです。
当時最もポピュラーな女玩と言えば、同社のリカちゃん人形等のいわゆる着せ替えものです。
実際リカちゃん人形は、すでに当時もタカラ女玩のドル箱的存在でした。
20数cmの人形を中心としてリカちゃんのお友達や家族、
そして家や家具等、様々な商品を展開していたのです。
 しかし、人形本体から割り出された彼女らの家のサイズは、
当時(今もですが)の日本の住宅事情から考えると、あまりにも大きすぎました。
そのため、タカラは着せ替え人形とは別のコンセプトで、
人形本体の小サイズ化を計り、ハウス遊びに主眼を置くシリーズを生み出したのです。
この時、アメリカのケナー社が出していた木の形をしたハウスを参考にしました。
それがこのこえだちゃんシリーズです。

当時のこえだちゃんはアニメーションなどの番組は制作されていません。
雑誌「おともだち」での連載と絵本、
そしてTVCMのみにも関わらず大ヒットとなりました。

その後1980年代後半に一旦休止し、1990年頃にリニューアルして復活、この時のシリーズも1993年頃に休止しますが、さらに2004年になって「みどりのくにのこえだちゃん」としてシリーズが復活。5分のオビ番組として人形アニメも製作・放映されました。2006年まで展開してシリーズは休止となりますが、その後もスピンオフの「ドクッキノちゃん」が登場する『コエダリアン』シリーズが展開しています。『コエダリアン』
そして2011年、新シリーズが始動。2011年版は小さな森の妖精という設定で、玩具の人形が1/1サイズとなりました。木のおうちなどハウス玩具と絡めるのはもちろん、部屋にある全てがこえだちゃんの家だったり乗り物として遊べるのではないでしょうか。

常に新しいデザインで子ども向玩具ブランドとして復活する『こえだちゃん』シリーズ。不死鳥のようなその姿はもうね、むしろ人生訓みたいな感じで見習わなければならないくらいの勢いかも。


管理人:田口田 小技(こわざ)


参考資料: 女玩自身


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