シティR
CITY R
SPEC
LENGTH=3.38m
MAX POWER=350ps
MAX SPEED=310km/h

タウンカー部隊所属

実車データ
全長=3.38m
総排気量1238cc
最高出力67馬力
ORIGINAL PRICE
 \1500
付属品
・カーロボットシティR本体
・モトコンポ
・隊員
・ミサイル
・ミサイルランチャー
・ダブルレーザー
・レーザーガン
FIGURE
 初代シティ&モトコンポ。初代シティはとにかく人気があったのヨ。今でもあのCMのメロディを歌える人は多いのでは。Zは伝統的な日本のスポーツカーというイメージがあるが、ハイラックスといいシティといいロボットに変形する素材として選ばれるのだから、いかにこの二台が斬新であったかが推測される。実車のモトコンポは、ハンドルとシートを折り畳むことで、ただでさえ小さなシティのトランクに収納できてしまうのが画期的であった。
■右より、単品版赤サンルーフあり、単品版赤サンルーフなし、単品版銀、Wセット付属版のシティS。単品の銀とシティSは差異は認められない(Wセットのステッカーは未確認なんスよ)。また、サンルーフなしは初期型だと思われ、単品版のパッケージではサンルーフがないタイプになっている。サンルーフなしは同時にボンネットシールもないのだが、パッケージでは確認できるため、仕様なのか貼り損ないなのかは不明(現物はかなり美品だったため、はがしたというのは考えにくい)。情報求む。

■変型後。左右に開いたドアがウイングに見立てられており、空を飛ぶ能力に説得力を持たせている。ドア型ウイングはこの後もフェアレディやポルシェなどでのスタンダードになっていく。一方で腕をまっすぐ収納する方式はニューカウンタックやジープなど、先述の車種以外の手法でもあり、変型の進化の1つの分岐点でもある。

■カーモード。小型車でありながらスーパーカーやスポーツカーと並んで商品化されたのは当時の爆発的な人気よるものであろう。当時の大野光仁氏の愛車でもあったようだ。


■後部ハッチはキチンと開く(ただし、左右に分割されてしまっているのだが)し、中にモトコンポをたたんで収納することも可能だ。

 

■ドアやらハッチやらは凝っているのに、隊員をのせるにはこんな状態にしなければならないのが御愛嬌。ちゃんとドアも開くのだが、搭乗用のくぼみ(としかいいようがない)と天井のクリアランスが狭いのだ。

■単品赤のバージョン違い。左側の初期型と思われるタイプは、ボンネットシールが貼られておらず、屋根のサンルーフ(マスキングによって成形色が出ている)がない。パッケージにはシールはあるがサンルーフのないタイプが紹介されており、また、この後の銀単品およびシティSではサンルーフが確認できるので、このルーフなしのほうが初期型だと思われる。
 先述の通りボンネットのシールについては、パッケージでは貼られていることとからエラーによるものか、あるいは製造工程の仕様によるものかは不明。入手したものはけっこう美品(ランナーのままだったりで、ほぼ未使用品だったようだ)なので、前のオーナーがキレイに剥がしたというのは考えづらい。いずれにせよさらなるサンプルを入手することで結論は出せるだろう。情報求む。なお、シティターボにおいてはボンネットにはインテークモールドが追加され、前方よりの2つの穴も塞がり、シール処理は省略されている。

■ドアをウイング風にみたてたロボット形態。何故かこの時期はみょーに武器が豊富で、手持ち(正確には腕パーツを挟む形で固定するのだが)武器が3種類あり、全部同時に装備できないというぜいたくな悩みを味あわせてくれるのだ。

■実はキチンとドアが開くのは番号順ではこのシティが初めてだったりする。フェアレディシリーズとポルシェもサイドドアが開くが、人形を乗せるためには役立たないのもいっしょ。ただし、ドアの開閉アクションは車形態で格段に表情が増えてけっこうイイよね。特にこのシティはリアハッチも開くので親しみが持てる。

■モトコンポと隊員。モトコンポとシティとのスケールはそれほどおかしくはない。問題はやはり隊員とシティ、およびモトコンポとのスケールだろう。実際のモトコンポは立てたハンドルがせいぜい腹のあたりである。もちろんこれはカーロボ全体に言えることだが。スケール的にはこんな感じなのヨ。
 なお、実際のモトコンポは赤/黄色/白の3色。もちろん色を塗り替えることも流行っただろうが、カーロボでラインナップされたシティR/ターボ両方合わせて4色(赤/銀/黒/紺)のうち、実在するのは赤のみである。うーむ、赤モトほしいねえ(笑)。

■パッケージ。色違いに関する表記はないが、後ろの写真にさりげなくシルバーが写ってたりする。はふう。

■2002年にe-hobby限定で発売されたクロスカット。シティRタイプのTF流用はこれが初めて。モトコンポも付属して結構嬉しい復刻なのだが、ホイールデザインがGIG版及びシティターボ後期型のツルツルホイールになってしまっている。

■年末商戦に合わせて発売されたと思われる、シティとレッカー車のダブルセット。「特別限定仕様車」の文字がまぶしく、パッケージイラストも描き起こされているようだ。レッカー車単品の発売に先駆けて発売されていたようで、パッケージにもNo.7(レッカー車単品はNo.9)のフェアレディZまでしか紹介されていない。つまり、特別仕様というのはハイラックス4WDのレッカー車仕様である、ということで、まだこの時点では単品売りは存在しなかったようだ。そう考えると(後に単品で出たとは言え)限定品のためにレッカー部分の型を作り起こしてしまうというのはスゴいかも。
 このセットに付属するシティは、シティRでもターボでもなくシティSなのだが、当時シティにはSというグレードはなく、恐らくシルバーのSだろうという結論になっている(いおり氏の思い出情報)。
 いおり氏によると、セット販売はこの他にフェアレディ(シルバー)と何か(スポーツ系)のセット販売があったらしい。情報求む!(こればっかし)
シティRにも銀の単品販売が存在するが、Wセットの後に発売されていた可能性も考えられる。

LIST