バトルコンボイ
BATTLE CONVOY
今はこんなもんじゃない
SPEC(牽引車)
LENGTH=6.6m
HEIGHT=2.9m
WIDTH=2.5m
積載量=27t
総排気量=20.400cc
MAX POWER=7.760ps
MAX SPEED=320km/h
●特別使用車部隊

コンテナ活用法(武器ラック)
ORIGINAL PRICE
\3800
FIGURE
 
■車両形態。見事なまでにどこにでもある大型トレーラーである。

 カモフラージュという観点からアプローチしてみた企画がこれ(2000年製作)。いぢくれる「素材」としての玩具の魅力を感じて欲しい。

■コンテナと牽引車の間が大きくあいているため、牽引車が左右にふれることで、車両形態の表情付けができる。トレーラー系はこの角度が大事なのよ。パワードコンボイではこのスペースが少ないため、牽引車部分はほぼ真正面しか向かなかった。そのためか後のウルトラマグナスでは連結ジョイント(ロボ形態でのベルトのパーツね)が修正され、キャリーカーと牽引車の間が空くようになったようだ。
 海外で90年代に復刻されたG2コンボイ(奥)ではこの牽引車とコンテナの間のスペースに音声ユニットを装着する(奥)。サイドラインと繋がったシールがイイ感じ。

■コンテナの展開状態。コンテナサイド面に貼られたメカニックシールは鉄板製で、ダイアクロン隊員を立たせることができる。TF版では普通のシールに変更された。

■コンテナ整備基地を直立させ、ロボット形態での修理もできるという設定。もちろんコンボイロボだけでなく他のカーロボットも整備できる。トミカなどのプレイバリューを意識したものと思われるが、当時のリアルロボットアニメの傾向からも、こうした後方支援要素もクローズアップされる時代ともいた。従来のスカイベースなどとは絡ませずらかったカーロボットだったが、バトルコンボイの登場によって、本来の基地遊びのコンセプトが復活した。

■コンボイロボ。変型システムはカーロボット史上最もシンプルな部類に入るほうだろう。基本となる車両形態がシンプルな箱型であり、通常のカーロボよりロボット状態でのプロポーションのまとまりがよい。

■いつのまにかコンボイロボがこんな数に・・・。復刻版G1コンボイはダイアクロン系のメッキパーツの補修用にまわされるため、何台あっても足りないのだ。量産型としてのキャラクター付は、同時に1体1体が持つ「ありがたみ」的な要素がなくなってしまうもろ刃の剣でもあるような気がする。

■付属の6輪バギー。TF版では発射機構の威力減衰のため尻尾が生えたりしている。D版では発射装置のストロークが長く、後部のパネルを閉じた状態でもバギーが飛び出していくという遊びができた。しかし、当然そんなことをすれば可動部に無理な力が加わるため、後部パネルのヒンジ部分がまっ先に壊れてしまうのだ。つか壊しちゃったよええ。そのため発射力を減衰して、あくまでパネルが開いた状態でなければ遊べないようになったのではないだろうか?



■ダイアクロン/カーロボット移動基地バトルコンボイ。明るめの原色を使ったパッケージだ。

■90年代前半に海外で復刻されたコンボイ司令官(OPTIMUS PRIME)。サウンドユニットと手持ちのミサイル発射装置(トレーラー時はサウンドユニットの両脇に装着)が付属する。黒いコンテナが魅力。

■2000年にTF15周年を記念して復刻されたG1コンボイ。

■2000年夏期の各イベントで発売されたG1コンボイのブラックバージョン。ダイアクロン隊の夜間戦闘用バトルコンボイと思えばいろいろ夢が広がりますね。

●参考資料:トランスフォーマージェネレーション2009Vol.1
特集記事でダイアクロンのバトルコンボイタイプの金型を使った、トランスフォーマー版コンボイ(オプティマスプライム)の歴史がわかります。すべての始まりとしてダイアクロンバトルコンボイからスタートしています。
また、バトルコンボイの金型流用アイテムは同誌発売後にも発売されており、その一部を紹介します。アイテムによってはバトルコンボイへの流用や、カラーバリエーションに見立てることができるでしょう。



また、最新技術でリメイクされた「マスターピース」なども発売されています。30年の時を経ての技術の進歩を実感できるでしょう。

LIST